新着情報 | 鍼灸とBody Care フロント・アンド・リア - Part 10の記事一覧
手には不思議な力があります。(マイナスの電気)
『手当』という言葉があります。
痛いところをさすったり、触ったりしていると楽になったような気がしたものです。
さらに言うと、痛いと声に出したり、患部を見る事で更に早く良くなります。
脳はサボりたがり屋なので、触ったり見る事で、痛い部位を把握します。
大袈裟に声に出すと、更に緊急度が増して血液がたくさん集まり早く治ります。
(修復には材料となる血液が必要)
指圧はと言うと、指先で神経や筋肉、臓器などの患部を押さえていくと、手のマイナスイオンに反応して、体内のプラスイオンが活動を始めます。
それによって血液が浄化されて病が回復していきます。
ただし、この指掌のマイナスイオンは、若者や健康人に多く、高齢者や病弱者ほど少ないのも事実です。
より効果的な指圧のやり方として、重要なことが一つあります。
それは、直接皮膚に触れることです。
指圧を服の上から行うと、服の静電気が指掌のマイナスイオンと結びついて、体内のプラスイオンに作用せず、圧迫だけの刺激になってしまいます。
首や頭は初めから露出していて問題ないですが、胴体部は、服を着た上からの指圧と直接皮膚に行う指圧では、効果に雲泥の差を生じます。
どうせやるなら効果の高いものを選んでいただきたいものです。
当院のブログでも、指圧やマッサージの簡単なやり方を紹介しています。
今回は指圧(圧反射)についてもう少し詳しく説明していきます。
インターネットや書籍などで、かなり詳しい知識をお持ちで、実践しておられる方も多いと思います。
ブログでもやり方についての質問も多いので先ずは基本から。
自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあります。
一方が強くなると他方が弱くなるように二つの手綱で強弱を図ります。
圧反射は意志に関係なく自律神経に作用します。
先ずは押すこと。
これは抑制的(リラックス)に働くので副交感神的となります。
次に軽くさすること。
こちらは促進的(緊張)に働くので交感神経的になります。
指圧の効果として
①血液循環を良くする
②凝りをほぐす
③神経の圧迫を調整する
④痛みを鎮める
⑤体内のカルシウムをイオン化する
などがあります。
疲れた時に指圧をすると、気分が良くなったり、身体がリラックスするのも圧反射の効果です。
また、腹痛の際、腹部を押さえたり、頭痛の時にこめかみを押さえたりするのも、圧反射を利用したものです。
続く
西洋医学は、同じ条件を満たしたものや、決められた検査の数値をもとに病名をつけます。
そのため同じ部位に同じ病名、同じ治療法が施されます。
胃が悪ければ消化器内科に行き、目が痛ければ眼科を受診します。
肝臓が悪くて目薬は差しませんし、右手を痛めている患者の左手は治療しません。
東洋医学は、『証に従って、これを治す』と言って、一人一人の体質や病期、条件を考えない治療は無効であると強調しています。
例えば、西洋医学の用語を使えば、同じ部位に凝りや痛みのある肩こりでも、消化器系の肩こりなのか、循環器系の肩こりなのか、はたまた脳神経系の肩こりなのかにより治療の仕方が変わってきます。
先に述べた手の痛みの例は、『巨刺』と言って、右側が痛い時は、左側を治療したほうが良いというやり方です。
取穴(ツボの選択)でも患部と反対にとることは良くあります。
痛みが酷い時などは、痛くない方を先に治療すると、痛い方はかなり治療効果が出ているので、いきなり治療するよりは辛くないです。
また、肝臓と目に関しては、同じグループですので、肝臓の位置のお腹や腰からでも目を治せます。
東洋医学は五蔵が基本ですので、どんな病気や症状でも五つの何処かに属します。
同じ症状でも、どこに属するかによって治療は異なります。
同じグループや関連しているグループ、歪みの程度、出現した部位や痛くなった順番によっても違ってきます。
全く同じ症状を訴える方が100人いても1000人いても治療は決して同じにはなりません。
病名が同じでも治療法は全員異なります。
これは精神的な病においても全く同じです。
病気は単純なものではありません。
いろいろなものが絡まって今の状態を作っています。
パソコンではなく、患者様本人を診ないとどうなっているかわかりません。
時間が経てば経つほど、複雑に絡んできますので、短時間での診断は難しくなります。
先ずは、解いては手繰ってを繰り返します。
そのうちに元凶が見えてきます。
後はここを治せば一安心となります。
昔から東洋医学の治療で治したものは、二度と悪くならないと言われる所以です。
病院やクリニックなどで、耳の治療はしているが、良い結果が出ない方が多いのではないでしょうか?
当院でも、耳鳴りでお悩みの方を多くお見受けします。
東洋医学では、どんな病気や症状に対しても、常に五蔵を念頭に治療を行います。
ですので、耳だけを治療することは殆どありません。
耳鳴りを含めた耳の症状を訴える方の腰には、共通点があります。
それは、皆さん腰に何らかの症状をお持ちであるということです。
東洋医学の知識を少しでもお持ちの方なら、直ぐにピンと来たと思います。
そうです、殆どが腎に反応が見られます。
自覚のない方も見えますが、腎のある腰部に必ずと言っていいくらい変化が見られます。
耳は腎のグループに属します。
腎をメインに耳を治療すれば、耳だけの治療より良い結果が得られるはずです。
よく自転車と歩きではどちらが痩せますか? とか
自転車と歩きではどちらが運動になりますか?等の質問を目にします。
私はと言うと、日頃から『自転車歩き』なるものを実践しています。
自転車を押しながら歩くというもので、歩きだけ、自転車だけより、私には向いているようです。
慣れてくると、片手で支えるだけで自転車をコントロール出来るようになります。
いつもより歩いて遠くに行っても、帰りは自転車で楽に帰って来れます。
歩きと自転車を交互にする事で、身体への負荷に変化をつける事も出来ます。
要するに、自転車歩きをすることで、骨と筋肉の両方を効率よく鍛えられます。
自転車は、歩きに比べると、より筋肉には良いですが、歩きのように骨に負荷を掛けることができません。
骨は、垂直方向に負荷を掛けることでメッセージ物質が出ます。
この物質は、認知症予防、免疫力アップ、若返りをもたらします。
ただ歩くだけ、自転車に乗るだけより効果が高い自転車歩き。
是非お試しあれ。