新着情報 | フロント・アンド・リア - Part 13の記事一覧
アメブロで、痛風の灸治療のリクエストがありました。
痛風は、プリン体の代謝異常によって関節に尿酸塩が沈着し、激しい疼痛発作を起こす疾患です。
東洋医学の古典には、痛風という疾患は登場しますが、それがプリン体と関係のある疾病であるかは定かではありません。
関節の痛む病気は、痛風の他にもいろいろな呼び方が存在しました。
風痛、風湿痛、中湿、痛痺、湿痺、
風によってことごとく関節が痛む歴節風、
風により虎に噛まれたように痛む白虎歴節風、
鶴の足のように関節が大きくなる鶴膝風、
など。
リクエストでは灸とありましたが、単独よりも鍼を併用した方が効果があります。
一般的な痛風の治療点は、
鍼灸: 腎兪
灸: 太谿
鍼: 足三里 陰谷 志室 腎機能の改善及び尿酸の排泄を高める効果
疼痛部(第一中足指節関節) 大都 太白 行間
痛風の鍼灸治療は、急性発作の激しい症状を好転させ、血中の尿酸値を正常に回復させる効果があります。
ご自身で行う場合、腎兪と太谿に灸してみてください。
以上
それでは、ツボ(経穴)はいつ頃から存在したのでしょうか?
中国の戦国から漢の時代、日本では縄文から弥生時代にかけての頃 (BC400〜AD200)
『皇帝内経』にはすでに160の経穴が存在していました。
AD256〜260には、『甲乙経』に349の経穴が記されていました。
この時代は日本はまだ弥生ですが、大和時代(中国は唐)は『千金方と千金翼方』で同じく349ありました。
平安時代(中国は宋)は354経穴 鎌倉時代は359経穴 南北朝時代(中国は元)は354経穴 江戸時代(中国は明・清)は359経穴〜361経穴
現在は、WHO国際基準361経穴、日本経穴委員会標準経穴361経穴、現代中国国家標準経穴361経穴となっています。
時代が変わり、環境も大きく変わっていく中で、私たちの身体も進化(退化)していくことでしょう。
身体が変わればツボも変わる!
未来のツボ(経穴)はどうなっていくのでしょうか?
ツボと聞くとどんなイメージを持ちますか?
大学病院時代に出会った敏感人(ツボが分かる特殊な人)によると、本当の壺のように底があるみたいです。???
水のような液体が、壺の長い管をつたっていき,最後はチャポンと底に落ちるみたいです。
皆一様に同じ表現であるので、ツボはそういうふうな形をしているんだろうと思います。
現代医学の立場からすると、組織学や解剖学から見て、ツボというものは、どのような形態を持っているかは分かっていません。
しかし、生理機能や病理的な異常が、筋肉、骨膜、筋膜、腱、皮下組織などに影響を与え、特定の部位に反応や知覚の異常が見られることは事実です。
従って、東洋医学では、体表の特定の部位をツボ(経穴)として、疾病の診察点や鍼灸の刺激点として応用しています。
施術をすることによって、患者様の症状は変化します。
施術者は鍼灸・波動を駆使して病気を治します。
施術者は患者様の状態を、いろいろな方法で知る事ができます。
東洋医学の場合、原因がわからないことは滅多にありません。
何故なら、原因は五臓六腑に必ずあるからです。
そして毎回、五臓六腑の全てを治療します。
ですから、原因のあるところは、必ず治療しています。
治療していると、患者様の状態がわかります。
鍼なら針先から、波動なら波動器から情報が伝わるからです。
その内容(反応)によってどのくらい悪いかがわかります。
その悪い反応(周波数)は施術者を同じ周波数で振動させます。
施術者は患者様と同じ状態になります。
ただ、施術者は、直ぐに病気になるわけではありません。
患者様も悪い周波数の影響を長い間受け続けて病気になったのです。
正しい方法で、悪い周波数を処理すれば、何の問題もありません。
だから、ずっと患者様の治療を続ける事ができるのです。
患者様は施術者に何の気遣いもいりません。
治療のプロなので、それぐらいのことは朝飯前です。
実は、周波数の影響は、治療に携わっている方はもちろんですが、治療を受けてない人同士でも存在します。
落ち込んだ人の話を聞いていると、こちらまで沈んだ気持ちになったりする事があります。
これは落ち込んだ負の周波数が、空気を振動させて、聞いている人の体にその周波数が伝わって同じ気持ちなるためです。
施術者は、治療後の負の周波数の処理をしっかりしていないと、最悪、身体を壊して仕事ができなくなることを肝に銘じるべきです。
そして、相手(患者様)の状態を身体で感じる事で、患者様の気持ちに寄り添った良い仕事(施術)が可能となります。
鍼治療を受けた後に、「今日は風呂に入っても大丈夫でしょうか?」という質問をする方が見えます。
そういう時は、「あなたは大丈夫ですよ。」と答えます。
患者様の質問の大丈夫は、鍼を刺した穴から風呂に入って感染しないでしょうか?と言う意味です。
私の大丈夫は、鍼を刺した痕は、直ぐに塞がってしまうので、そこから感染することはありませんということです。
ただ、あなたはと言うことで、中には大丈夫でない方もいると言うことです。
『鍼の後に風呂に入るな!』
では何故昔からこのような事が言われているのか???
昔は、現在のように気軽に医療機関を利用する事がありませんでした。
また当時は、現代医学も時代相応でした。
長患いで、湯治をする方も結構見えましたし、鍼灸院に通われる方も見えました。
そのような方は、病気によってかなりエネルギーを消耗しています。
また、鍼治療も身体を元に戻すための修復作業で、エネルギーを消耗します。
実は、入浴もエネルギーを消耗するんです。
ですから、エネルギー不足の病人は、鍼治療で更にエネルギーを消耗し、風呂に入ることで、エネルギー切れを起こしてしまいます。
結果、かえって状態が悪くなってしまいます。
普段、疲れて帰宅した場合、かなりの疲労があれば、翌朝の入浴をお勧めします。
また、旅行先の温泉も、あまり入りすぎるとエネルギー不足になり、逆効果です。
日本人は外国の方に比べて体温が低いので、シャワーではなくお風呂に入る方が良いと思います。
シャワーだけでお風呂に入った事のない外国人に、無理やり入浴させた結果、全員が、「こんなに眠れたのは初めてだ!」と感動していたという話もあります。
鍼治療で楽になった身体で、ゆっくりお湯に浸かって、ぐっすり眠りましょう!
翌日は、リフレッシュした気持ちの良い一日が待っている事でしょう!