新着情報 | フロント・アンド・リア - Part 17の記事一覧
鍼を刺す部位は、直接患者様の訴えのあるところに刺す。
これが、患者様が一番納得する方法でする。
訴えのある周辺を治療する。
これも同じように納得する方法です。
それでは、なんでそこなの???と思うところを治療したら、患者様はどういうリアクションになるのでしょうか?
症状がなくなって楽になれば、なるほど! 凄いですね!
仮に変わらなかったら、この先生大丈夫???
腕に自信がない時は、直接訴えのあるところ,又はその周辺が無難です。
鍼がコントロールできる先生や名人は、経穴や経絡を使って離れたところから治していきます。
この方が大元から治すので早く治ります。
あと、名人達は、鍼を刺す部位は違っていても、背骨を中心に治療していきます。
この際、左右対象に刺すようなことはしません。
左右の数を違えて、右側又は左側に何本も刺していきます。
症状があるということは,どこかが悪いということです。
悪いということは、バランスが崩れているということです。
シーソーに例えると一方に傾いた状態です。
右側や左側に刺す鍼の数を、左右極端に違えることによって、傾きは更に大きくなります。
こうやって、わざと傾きを大きくして、その反動で正常なバランスに持っていこうとします。
苦しんでいる患者様から、症状を正確且つ迅速に取り除く技。
名人の治す技術は、正に人間を使った『芸術』です。
因みに、大学病院の某ドクターも、処置が完璧だと、『beautiful!』と言っていました。
病気や症状によって、鍼はどこに刺すか? 何本刺すか?どの鍼を使うか? など選択肢は無数にある。
結論から言ってしまうと、治れば全て正解である。
苦しんで見える患者様には申し訳ないのですが、誤解を恐れずに言ってしまうと、良い治療は『美しい』???
言葉を変えると、芸術的である。
治療の順序を患者様の身体が教えてくれる。現れた反応を順番に追って行くと正確に治すことができる。それも迅速に!
ゴチャゴチャしていて難しそうに見えていても、一つの反応を変えるだけで、次々と変化が起こり出口が見えて来る。
鍼の数にしても、ボス(一番悪いところ)が分かっていれば、そこに時間を掛ければ症状は直ぐに改善する。
難しそうなら、どんどん刺していくとボスが顔を出す。
よく、最初から鍼の本数を決めている院があるが、患者様は皆、状態や症状の出方などが異なるので、同じ数でのやりくりは無理があると思う。
続く
鉄道をこよなく愛す女子鉄や、刀剣に詳しい刀剣女子など女性の興味の対象も幅広くなってきました。
鍼灸においても、鍼が好きなハリジェンヌや,お灸好みのお灸女子と言われる人が増えています。
流石に、自宅で自分に鍼を打つ方は少ないと思いますが、お灸は、台座付きのお手軽に据えられるタイプも多くありますので、人気があるようです。
それでは皆さんは、お灸の据える回数について不思議に思ったことはありませんか?
本には1〜3壮とか3〜5壮とか据える回数が記してありますが、これは、実際には1又は3、3又は5が正解です。
5〜10壮も実際は、5、7、9になります。
見てお分かりの通り、全て奇数です。
何故か???
奇数は陽で、偶数が陰だからです。
東洋医学に詳しくないと全然意味がわかりませんね。
東洋医学では、人の一生を五蔵の気の消耗と考えます。
生を受けてすぐの蔵の気の割合を100%とすれば、死の瞬間はそれが0%になってしまいます。
それで、不摂生やストレスによる五蔵の気(陰の気)の消耗を回復させるために、灸(陽の気)が必要になってくるわけです。
五蔵は陰の気です。
お灸=火=熱=陽の気(艾に火をつけ熱を出す)
奇数=陽の気
回数という側面からも、陽の気を補おうという積極的な意思が盛り込まれいます。
真に東洋医学は奥が深いです。
お灸の回数一つ取ってみても、歴史の古い東洋医学において、当時は当たり前であったことが、長い時間の経過によって、その意味が殆ど分からなくなってしまったというのが現状です。
ご自宅でお灸を据える際には、ただ据えるのではなく、今していることの意味を理解し、考えながら据えてみてはどうでしょうか。
据える数を奇数にするだけで、効果の違いが実感出来るかもしれませんね。
吉岡鍼灸院の鍼灸の話を一部引用させていただきました。
ありがとうございました。
ゴールデンウィークの間に、あっと驚くくらい痩せようと考えていた。
計画通りに事は運んでいた。4月まで・・・。
5月になった途端に 『太陽に吠えろ』のジーパン刑事こと『松田優作』の殉職シーンの台詞「なんじゃ こりゃーー」
体重が!体脂肪が!内臓脂肪が!
気を取り直して始めからやり直し。
①リズミカルな運動
体重のセットポイントのリセット
(体重のセットポイントとは、体に備わった体重調整機能によって維持される体重)
リセットによる贅肉の無いスリムな体を作る。
昔、ダンス系いろいろやってました(笑)
②呼吸法
新陳代謝、脂肪燃焼能力に十分な刺激を与えるような呼吸。
減量スピードを速めることができる。
③体内毒素の除去
毒素は、大腸や体中の脂肪細胞に溜まる。
毒素の多い体は、毒を薄めようと、水分や脂肪分の蓄えを増やす。
薬の多用で、浮腫や肥満になる。
④肉・乳製品を減らす
成長ホルモンの影響で肥満になる。
最後にナイチンゲールの名言で締めます。
『人間は、自分が考えているような人間になる!』
おまけ
昔の我母の言葉
「体重計って十貫で、お風呂に入って浮いちゃった、女をいじめる痩せ男」
「悔しかったら太ってみろ!」
今の我母の言葉
「どうしちゃたのーーー!!!」
当院にも、いろいろな症状を訴える患者さまが見える。
病名も多岐にわたり、それに対する薬の種類も物凄い数である。
これから先もどんどん新しい病名が増えていくことでしょう。
東洋医学には、五臓六腑、又は六臓六腑というものがある。
全ての原因は内臓に起因するという考え方である。
サイコロの目も丁度6個ある。
全ての病名もこの6個のどれかに属する。
人間は、1つのサイコロであって、全ての要素(五臓六腑)を有している。
1から6までが、心・小腸、肺・大腸、心包・三焦、腎・膀胱、肝・胆、脾・胃にあたる。
サイコロの六面を見れば、どこが悪いか原因を知ることができる。
西洋医学の場合、心なら循環器科、肺なら呼吸器科、腎なら腎内科、肝なら肝胆内科、脾なら内分泌内科と、各々専門の先生に診てもらうことになる。
東洋医学の場合、サイコロを手に取って、総合的に判断できる。
6面の一つ一つの面には、その経絡のツボが存在する。
悪いところはそのツボが教えてくれる。
1面単独か? 2面、3面複数関連があるのか?
手に取ったサイコロを、いろんな方角から見てみると真実が明らかになる。