新着情報 | 鍼灸とBody Care フロント・アンド・リア - Part 19の記事一覧
最近は、当院において、鬱やうつ状態の患者様も増加の傾向にあります。
また私の周りにも、鬱で悩んでいる方が、沢山お見えになります。
たまたま見たネットで、DaiDoさんが鬱の話をしていたのでご紹介します。
◎鬱の原因 TOP5
第5位 スクリーンタイムの長い人
スマホやタブレット、TVなどを長時間見ている人は鬱のリスクが高いです。
第4位 睡眠不足の人
理想の睡眠時間(8時間前後)、特に7時間を下回ると鬱のリスクが高いです。
第3位 定期的に運動しない人
運動は精神的にも肉体的にもプラスに働きます。
体力や体型にも自信が持てるようになり、他人の目も気にならなくなります。
第2位 野菜とフルーツを食べない人
食生活の乱れが、精神面に影響を及ぼすことが多いようです。
第1位 過去について考えることが多い人
反芻思考が鬱のリスクを高めます。
ネガティブだけを思い出して、妄想して頭にしまい込む。
またそのことを引っ張り出して、あれこれ悩む。
上記に当てはまる人は、一つでも良いので、鬱のリスクを減らす努力をしましょう!
最近は、コロナウイルスの蔓延を初め、ロシアvsウクライナの戦争や東北地方の地震などの不安要素が身体に与える影響は大きい。
心を病んだ場合は、精神科や心療内科を受診するのであるが、心因性の不調が身体に起こった時は、何らかの症状が出現した部位によって受診する科は異なる。
即ち、精神医学と身体医学のどちらかを選ぶことになる。
これを東洋医学的にみた場合、精神と肉体は同一であるという考えがあるので、身体から心に働きかける方法をとることが可能である。
実際には、個々で反応が出現する部位は異なりますが、心因に由来した病の反応の出やすい領域は、ある一定の傾向があります。
◎不安状態の時に反応が出現しやすい部位
①前胸部(任脈)
②頭部(督脈)
③上背部(督脈)
④後頭部(胆経)
⑤上背部(膀胱経一行線)
⑥上背部(膀胱経ニ行線)
⑦上肢の肘関節の三陰経(肺経・心経・心包経)
⑧上肢の肘関節の三陽経(大腸経・小腸経・三焦経)
⑨下肢の足関節
これらの領域の中で
百会、膻中、至陽、風池、厥陰兪、膏肓、曲池、少海、郄門、中封の辺りの経穴が特に重要である。
◎抑うつ状態の時に反応が出現しやすい部位
①胸鎖乳突筋とその付着部近辺の経穴
②胸椎6番〜胸椎8番の高さで、胸部から背部にかけの胴まわりの範囲
(特に前胸部季肋部の上期門辺りに反応が出やすい)
東洋医学の鍼灸治療は、精神的な苦痛を軽減させると同時に、身体的苦痛も軽減させることができる。
即ち、動悸、息切れ、吐き気、食欲不振、頭痛、筋肉痛、肩凝り、腹痛、便秘、下痢などの身体の不調を細かく対処して身体的苦痛を軽減させる過程において、逆に精神的な苦痛の軽減に役立つことがしばしばある。
些細な愁訴の改善を目指すことが、広い意味での精神療法の役割を果たしている可能性はある。
身体はいつも正常を保とうとします。
シーソーに例えると、左右の振れ幅が小さいうちは正常範囲内です。
徐々に振れが大きくなってくると、症状として現れます。
手足の攣りもその一つです。
普段より多く負荷を掛け過ぎたため、これ以上やめてくれ!というサインです。
時間が経てば治まってきます。
ただ、ダメージが完全に無くなった訳ではないので、再発し易いです。
カイロなどで温めると回復が早いです。
動かさな過ぎも良くないので、様子を見ながら動かすのが良いでしょう。
中国最古の医書『素問』の中に身体の更年についての記載がある。
『素問』は、皇帝が、その臣の名医岐伯(きはく)を始め幾人かの学者に日常の疑問を問う問答形式で記述されている。
それによると、女性の場合、14歳になると、腎気が十分に盛んになって、任脈が通じ、太衝の脈が盛んになるので、月経が始まって子供を産むことができるようになる。
28歳で身体がしっかりして、髪は最も長くなり、人生で一番元気な時であると記されている。
ちなみに、49歳になると、任脈が虚して、太衝の脈が衰えて、腎気がなくなり、閉経するので、肉体的に衰えて、子供を作ることができなくなるとある。
男性はというと、16歳で腎気が盛んになり、射精することができるようになり、陰陽が調和するようになるので、子供を作ることができるようになる。
32歳が男盛りであり、筋骨が強壮となり、肌肉が充実する。
そして、64歳になると五臓は皆衰え、筋骨は萎え衰え、歯や髪は抜け去り、身体の自由が効かなくなり、歩行もおぼつかなくなり、子供が作れなくなる。
素問では、『気』(特に腎気)が更年の最も重要な要素と位置付けている。
このことから、腎を中心とした治療を行えば、女性の場合50歳の手前までは、まだまだ可能性があると言うことです。
東洋医学には五臓六腑というものがある。
六臓六腑という場合もあるが、これらを調整することで、病気や症状を治すことができる。
腎・膀胱経、肝・胆経、脾・胃経が足にある。これで三臓三腑。
心・小腸経、肺・大腸経、心包・三焦経は手にある。これで三臓三腑。
合わせて六臓六腑。
では、頭や脳はどこに属するか???
昔の文献に『十二経脈、三百六十五絡脈は、その気血がみな顔面へ上がり、空竅に入る』
とある。 空竅とは、頭の内部の意味である。
十二経脈の胃経や、膀胱経、三焦経、胆経は頭部の前面、額部、頭頂・後頭、側頭部を走る。
督脈は後頭部、頭頂部、額部を走り、他の経脈は直接、または絡脈、経筋等を介して頭部と脳に通じる。
文献にも『頭部は諸陽(気)の集まり』とか『脳は五臓六腑の精気による養い』と書かれている。
頭のツボといえば、皆さん良くご存知の「百会」があります。
この百会は、頭部経穴中で最も応用範囲の広いツボです。
頭痛、眩暈、鼻づまり、耳鳴りから高血圧や脳卒中による失語症、脱肛、嘔吐や長く続く下痢まで幅広く使えるツボです。
指で押すだけでも効果がありますので、一度お試しあれ。