新着情報 | 鍼灸とBody Care フロント・アンド・リア - Part 30の記事一覧
痛いところは厳密に言うと、悪いところを教えてくれるサインです。
東洋医学の場合、どこに痛みが出たかによって、どこが悪いかがわかります。
前にも述べたことがあると思いますが、身体全体を5色で塗り分けることができます。
感情も同じように色で区別することができますが、これは次の機会にお話しします。
例えば黒色のところに痛みが出た場合、腎蔵のグループが悪いと言う事になります。
腎蔵は腎臓そのものではなく関係するものの集まった呼称のようなものです。
耳や骨も腎のグループです。
治療していくといろいろなところが変化してきます。
東洋医学をあまり知らない人にとっては、不思議!!としか言えないでしょう。
ですから患者様は、こんなことは関係ないからと黙っていないで、どんどん今まで起きた症状や気になっていることを打ち明けてください。
きっと治療の役に立つ事でしょう。
そして、こんなことも関係していたのかと驚く事になるはずです。
鍼灸はやり方によっていろいろなことができます。
鍼灸院も治療が専門であるところと、リラクゼーションで集客しているところがあります。
病気を改善する(治す)鍼灸院は1回で結果を出します。
もしそれができなくても、あと2、3回で改善します。
その後は患者様(お客様)に決めていただきます。
また調子が悪くなってから治すか、調子が良い状態をキープさせるか。
だから回数券を発行しても余らせるだけで無駄になります。
慰安の鍼灸はリラクゼーションに重きを置きます。
気持ちの良い、心地の良い治療で心や身体の疲れを取ります。
毎回同じ結果を求めるため、回数券などを使うとお得です。
最近のコロナ疲れは、明らかに慢性疲労に属するので、治療の鍼灸という事になります。
治療によって痛みや症状が無くなると「ミラクルですね!」とおっしゃる方が見えます。
稀に「悔しいなぁ!」という方も見えます。
これを病院やクリニックで言ったとしたらどういう事になるのでしょうか???
何故この言葉になるか?
両者に共通した思考を分析すると、自分の予想や考えていた事とはかなり違う結果になったということで、発せられた言葉だと思われます。
鍼灸・波動ごときでここまで出来るはずがない!
お手並み拝見といきましょうかと思ってきたら、返り討ちにあったというところでしょうか。
各科に分かれて専門分野の治療を行う西洋医学とは全く違う医学(西洋医学以外は法律上医学ではない)
であるその他のやり方は、五蔵に全ての原因があると言う考え方で治療(施術)を行います。
五蔵に関連のあるところが一気に変化するので、症状が多くてもいっぺんに良くなっていきます。
ゆっくりとか徐々にではなく、直ぐに変化します。
これを初めて経験した人は、信じられないとか、奇跡ですねと言ってしまうわけです。
たぶん、現在の鍼灸経験者はパーセンテージで一桁でしょう。医療関係者は1%にも満たないはずです。
医師たちも、鍼灸のことを聞かれても知らないので答えようがありませんし、経験が無いので効かないと言ってしまうわけです。
但し、医師が鍼灸にハマると間違いなく無敵です。
鍼灸は3000年とも4000年ともいわれる長い歴史があります。
それに基づいてやった結果であって、決してミラクルではありません。
後悔先に立たずとは、すでに終わってしまったことを後から悔いても仕方がないこと。
例えば交通事故。
交差点で車同士が衝突しました。
A氏「もっとスピードを落としてゆっくり走っていれば、こんな事にならなかったのに・・・」
猛省します。ショボ〜ン。
そこに神様登場!「一度だけチャンスをやろう。」
「お前が事故を起こす1分前に時間を戻してやろう。」
A氏「本当ですか?ありがとうございます。」
「もう二度とスピードは出しません。」
そして時間は衝突する1分前に
その1分後 ガシャーン!自動車事故発生
同じことが起こりました。
神様再登場、再再登場・・・。何度繰り返しても同じ結果になります。
何故でしょう?
それは、ぶつかった後の反省する自分は、ぶつかる前にはいないからです。
今更起こってしまったことを悔いても仕方がないのです。
重要なのは、いかにその経験を次に生かすことができるかということです。
患者様の治療後の台詞
「もっと早く来ればよかった。」
治療を受けて楽になったからそう言えるのです。
喉元すぎれば熱さを忘れないように、定期的に通院することをお勧めします。
治療を受ける前からこの事実がわかっている人はいません。
治療を経験していないあなたは、鍼灸院の前を、ただいつものように通り過ぎるだけです。
東洋医学を全く信じてない人の常套句。
ツボ??? どこにあるねん?
解剖してもそれらしきものあらせんで〜。
まず結論から言いますと、ツボは生きている人にしかありません。
もっと言うと、必要な時にしかありません。
東洋医学関連の本に沢山載っているツボはいつもそこにはないのです。
昔の文献を見ると、現在のツボの数からするとかなり少なかったようです。
玄米スープを飲めば治る時代(栄養を取れば病気が治る)。
次に来たのが、鍼や灸で治る時代(人々が不摂生をする様になり鍼灸が必要となった)
そして現代は今までの鍼灸で治らない時代(地球規模の環境の変化、人間関係などによる過度なストレス、電磁波などの人体への影響など)
先程述べた通りツボは必要な時にそこに存在します。
環境が変われば、それに必要なツボが現れます。
ストレスで身体が悲鳴を上げればそれに必要なツボが現れます。
五蔵のライン上に新しいツボは埋まっています。
もしくは現在あるツボの位置が少し移動します。
手に合谷というツボがありますが、澤田流のツボは通常の位置と異なっていますが、良く効きます。
このように、その時時その状態に合ったツボがベストなツボということになります。
ベストなツボは他と違うのですぐにわかります。
触っているうちに自分が名付け親のツボが見つかるかも知れませんね。