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東洋医学から見たコロナ後遺症の攻略法

2021.01.24

中国の三国志演義は、曹丕の魏・孫権の呉・劉備の蜀の戦乱時代を描いたお話です。
実は、私たちの身体の中でも、これと同じような覇権争いが行われています。
???と思われる方も多いと思います。
身体の中には5つの国が存在します。
すなわち、肝・心・脾・肺・腎の5つです。(現代医学の臓器そのものではなく、役割分担した働きを担った東洋医学的グループ名です)
これらの国は、時に助け合い(母子関係)、時に攻防戦(相剋関係)を繰り返して身体のバランスを保っています。
5つの中のどこの国で、ウイルスと免疫システムが闘ったかによって、コロナ後遺症の症状の種類が変わってきます。
免疫システム側が勝利したとしても、戦場となった町は破壊され元の生活はできない状態です。
火事を例に説明すると、消防隊員が火を完全に消して、消火活動が終了して、めでたしめでたし。
隊員の仕事はここまでで、消失後の片付けも家の建て直しも手伝ってくれません。
ウイルスがいなくなって陰性になったとしても、そこは破壊されたままの状態です。
壊された部分の修復は、自分一人の力では、かなりの時間を要します。
ここで、治療の必要性が出てくるわけです。
では、どこを治療するか?
東洋医学の考え方では、精神も肉体も、先ほどお話しした5つの国のどれかに属します。
耳は腎、鼻は肺、舌は心、目は肝、唇は脾など。恐れは腎、憂いは肺、喜びは心、怒りは肝、思いは脾などです。
コロナの後遺症を先ほどの考え方に当てはめると、倦怠感や脱毛は腎、咳や息苦しさなどの呼吸苦・嗅覚障害・下痢・集中力散漫は肺、味覚障害や血栓・頭痛は心、関節痛・しびれ・睡眠障害は肝、食欲不振は脾に属します。
現在、後遺症に対してこれといった治療方法がないのが現状です。
肺以外の臓器にも長期的に影響が残ることが各国で報告されています。
何もしないで後遺症で苦しんでいる方にとっては、東洋医学的な考えを基にした治療も選択肢の一つになりうると思います。

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