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鍼灸師の治療は鍼を打つ前から始まっている?

2021.05.15

ハリには、打つ前と後にする儀式のようなものがあります。
刺鍼前に患部を揉む、刺鍼後に患部を揉むというものです。
正確に言うと、打つ前を『前揉撚法』、打った後を『後揉撚法』といいます。
術式によっては、省略される場合もありますが、個人的には行うべきであると思います。
今回はこの2法の内の前揉撚法が、いかに大切であるかを説明します。
(あくまでも個人的な見解ですので悪しからず)

ツボには、ボス穴とザコ穴が存在します。
例えば患者様の訴えで、10箇所の痛みの部位があるとします。
全部に刺鍼しても良いのですが、前揉撚によって数カ所は痛みが消えます。
消えた部位は全てザコ穴です。これにより、かなり刺鍼部位が絞られます。
時間の節約にもなり、治療効率が上がります。
残りの部位にボス穴は存在し、刺鍼すると、ボス穴とザコ穴の違いがわかります。
ボス穴の特徴は、針先からの情報量(反応)でわかります。
ザコ穴には反応があまりありません。
このボスに時間をかけて早く治すこともできますし、ザコも含めて全体的に治すこともできます。
早い段階で治療を始めた場合は前者、かなり時間が経ってからの治療は後者が良いと思われます。
時間が経ったものは、周りにもかなりの悪い影響が出ています。

鍼灸師のことを『鍼を使った気功師』という人もいます。
前揉撚や刺鍼に『気』を使う鍼灸師の治療は、きっとあなたの体や心の悩みを解消してくれることでしょう。

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