- 新着情報一覧 - 東洋医学からみた骨と脂肪と筋肉
医学の進歩により、今までの概念を覆す事実が明らかになってきています。
骨、脂肪、筋肉から多くのメッセージ物質が出ていて、いろいろな身体の働きに役立っているという事です。
例えば骨からのメッセージ物質は、脳の活性化、免疫力の向上、筋肉の発達、アンチエイジング効果などがあります。これらのことは、骨を垂直方向に負荷をかけることで得られるもので、水泳や自転車では骨の負荷が得られず効果が無いようです。
食欲の抑制は、脂肪細胞がメッセージ物質で命令を出して、脳がそれに従って満腹中枢を刺激するという、従来とは異なった仕組みになっている事が明らかになりました。
筋肉からも多くのメッセージ物質が出ていますが、骨も脂肪も筋肉もまだまだ多くの働きがわかっていないメッセージ物質が存在します。
東洋医学には、五臓六腑という考え方があります。
これを基に病気を治していきます。
五臓とは腎、脾、肝、肺、心の五つです。(本来はグループ名なので蔵を使う)
骨は腎のグループ、脂肪は脾のグループ、筋肉は肝のグループに属します。
この三つのグループは全て足にあります。
足を使うと健康に良いのは、重要な三グループが揃っているからです。
鍼灸は常に五臓を刺激しますので、骨、脂肪、筋肉に効いているということになります。
3000年、4000年前の人々が、メッセージ物質のことを知っていたとは思えませんが、ちゃんと骨、脂肪、筋肉がグループに含まれていたのは凄い事だと思います。