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肩甲骨と可動域

2021.10.19

前回は、『スマホ首の壊し方』の中で四足歩行のお話をしました。
今回は、その中に登場した前足(上肢)の肩甲骨についてお話しします。

上肢の関節は5つに分類されます。
まず初めは最も重要な肩甲骨、次に肩関節、その次が肘関節、そして手関節、最後に指の関節と続きます。
各々の関節の可動域が狭かったり、動きが悪かったりした場合、中心から発せられた力はかなりのロスを生じます。

中心から10の力を出したとしよう。
肩甲骨で1、肩関節で1、肘関節で1、手関節で1、指の関節で1。
合計で5の力が失われます。
すなわち、10の力は末端の指まで行く間に半分になってしまうわけです。
このエネルギーのロスは、かなりもったいない事です。

これを改善するためには、まず上肢の始まりである肩甲骨から治していく必要があります。
前回登場した這い這いは、いつでもどこでも道具なしにできる理想的な改善方法です。

日常生活では、肩より上に腕を持っていく機会が少なく、肩甲骨の可動域を狭める原因になります。
しかし、普通に生活できてしまうため、あまり気にならない人が多いようです。
そこで可動域を拡げる方法として、ラケットを振り回して肩甲骨を動かすようにすると効果的です。
エアーテニスやエアーバトミントンなどで、いろいろな角度から振り下ろしたりすくい上げたりして、肩甲骨を動かしましょう。

このような肩甲骨の可動域を拡げる試みは、辛い首こり肩こりの改善にもつながるので一石二鳥です。

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