- 新着情報一覧 - 鍼灸における治療家と治療屋
病院やクリニックは医療行為を行うところ、すなわち診療するところである。
方や我々の鍼灸は医療類似行為であるので、診療ではなく施術するところとなる。
前者の仕事は診療時間で、後者の仕事は営業時間となる。
営業であれば、商売である。
商売には金はつきもの。
資格を持っていればどういうやり方をしようが、どういう目的を持とうが自由である。
病気を治すのを生業にするか、お金儲けのための施術をするか、先生ごとに思いは違う。
(鍼灸はお金儲けに適した商売ではないので、儲けたいならやめた方が賢明である)
要はどちらの考えでも、患者様(お客様)に満足していただければ良いのであって、いい悪いの問題ではない。
只、猫も杓子も開業するので、施術所の数もかなりの数に上っている。
そして、その数もさることながら、名人と駆け出しの技術力の差も歴然で、満足いただけないケースも多く発生している。(昔と今では鍼灸学校で教える技術にかなりの差がある)
開業は簡単にできるが、鍼灸の技術が伴わないケースや東洋医学が不勉強であるケースなど、なんちゃって鍼灸師の多いのも事実である。
続く