- 新着情報一覧 - 頭や脳はどの臓腑のグループに属するか?
東洋医学には五臓六腑というものがある。
六臓六腑という場合もあるが、これらを調整することで、病気や症状を治すことができる。
腎・膀胱経、肝・胆経、脾・胃経が足にある。これで三臓三腑。
心・小腸経、肺・大腸経、心包・三焦経は手にある。これで三臓三腑。
合わせて六臓六腑。
では、頭や脳はどこに属するか???
昔の文献に『十二経脈、三百六十五絡脈は、その気血がみな顔面へ上がり、空竅に入る』
とある。 空竅とは、頭の内部の意味である。
十二経脈の胃経や、膀胱経、三焦経、胆経は頭部の前面、額部、頭頂・後頭、側頭部を走る。
督脈は後頭部、頭頂部、額部を走り、他の経脈は直接、または絡脈、経筋等を介して頭部と脳に通じる。
文献にも『頭部は諸陽(気)の集まり』とか『脳は五臓六腑の精気による養い』と書かれている。
頭のツボといえば、皆さん良くご存知の「百会」があります。
この百会は、頭部経穴中で最も応用範囲の広いツボです。
頭痛、眩暈、鼻づまり、耳鳴りから高血圧や脳卒中による失語症、脱肛、嘔吐や長く続く下痢まで幅広く使えるツボです。
指で押すだけでも効果がありますので、一度お試しあれ。