- 新着情報一覧 - 鍼を刺す部位や数について その2
鍼を刺す部位は、直接患者様の訴えのあるところに刺す。
これが、患者様が一番納得する方法でする。
訴えのある周辺を治療する。
これも同じように納得する方法です。
それでは、なんでそこなの???と思うところを治療したら、患者様はどういうリアクションになるのでしょうか?
症状がなくなって楽になれば、なるほど! 凄いですね!
仮に変わらなかったら、この先生大丈夫???
腕に自信がない時は、直接訴えのあるところ,又はその周辺が無難です。
鍼がコントロールできる先生や名人は、経穴や経絡を使って離れたところから治していきます。
この方が大元から治すので早く治ります。
あと、名人達は、鍼を刺す部位は違っていても、背骨を中心に治療していきます。
この際、左右対象に刺すようなことはしません。
左右の数を違えて、右側又は左側に何本も刺していきます。
症状があるということは,どこかが悪いということです。
悪いということは、バランスが崩れているということです。
シーソーに例えると一方に傾いた状態です。
右側や左側に刺す鍼の数を、左右極端に違えることによって、傾きは更に大きくなります。
こうやって、わざと傾きを大きくして、その反動で正常なバランスに持っていこうとします。
苦しんでいる患者様から、症状を正確且つ迅速に取り除く技。
名人の治す技術は、正に人間を使った『芸術』です。
因みに、大学病院の某ドクターも、処置が完璧だと、『beautiful!』と言っていました。