- 新着情報一覧 - 鍼灸の立ち位置 今と昔
鍼灸院には、いろいろな悩みを抱える人が訪れます。
以前、治療中に鍼灸治療の印象を尋ねると、鍼灸治療が初めての20代の女性からこう言われました。
「鍼灸って、おじいさんやおばあさんがやるものだと思ってました。」と。
昔は、どこの家庭でも、自宅でお年寄りが灸をしていました。
子供の頃、親戚の家で、おじいちゃんが熱いのを我慢しながら据えているのを見たものです。
子供に対して『お灸を据える』とよく言いますが、これは治療ではなく、イタズラ坊主に対しての躾です。
鍼と灸の関係は、民間療法である一般的な家庭の灸、経済的に余裕のある方の鍼といったところでしょうか。
現代では、世界中に鍼灸院はあります。
灸に対して鍼は、どこの国でも敷居が高いようです。
鍼灸院は、お金に余裕があったり、ステータスで通う所のようです。
鍼灸は、日本より海外の方が知名度が高いようです。
361の経穴も、全て英語表記があるくらいですから。