- 新着情報一覧 - 禁忌部位と禁穴(キンケツ)その1
鍼灸は、体のどこにしてもいいわけではありません。
施術部位によっては、危険や合併症を生じる事があります。
禁忌部位と言って、小児大泉門部、眼球、鼓膜、肺や心臓、延髄などがこれに当たります。
禁穴とは、鍼灸的処置を禁止した経穴のことを言います。
これには、禁鍼穴と禁灸穴があります。
ただ、この禁穴を使われる先生方もお見えになります。
元々、禁穴の『禁』は『謹』であると言う説があります。
謹んで用いるべきもので、著効がある経穴であると言うことです。
腕さえ有れば、よく効くのでバンバン使えるということです。
その反面、腕の未熟な鍼灸の初心者は、『禁』であり事故を起こすから使ってはいけないということです。
施鍼を禁止した禁鍼穴は、28穴、施灸を禁止した禁灸穴は、38穴あります。
これらの中には、解剖学的見地からも妥当と認められるものもあれば、禁ずる理由に苦しむものもあるようです。