- 新着情報一覧 - ルート鍼の正体 その1
最初に断っておきますが、これから述べることは、決してルート鍼を否定するものではありません。
患者様が治るなら、どんな方法でも良いと思います。
個人的には、治療結果は術者の満足ではなく、患者様が評価するものだと思っています。
学会を見て分かる通り、西洋医学は症例数が多いのに対して、東洋医学は一例報告も見受けられます。
しかし、少ないから東洋医学がダメだという事にはなりません。
そこには、人間をどのように捉えるかという、医学や考え方の違いが存在するからです。
血圧を例に挙げると、西洋医学は130を超えると病気であり治療の対象になります。
東洋医学では、五臓六腑のバランスを取り、血圧を上昇させているグループを治すことで、血圧を安定させます。この場合、重要なのは血圧を下げることではなく身体のバランスをとることです。
一人一人のご飯の量が違うように、薬の量が、ガリガリの痩せっぽちと横綱級の体型の方が同じというのはどうなんでしょうか?
これは、鍼の刺激量でも同じことが言えます。
続く