- 新着情報一覧 - ルート鍼の正体 その2
鍼の治療は、厳密に分けて経絡、経穴を使ったやり方と刺激を与えて調整するやり方があります。
前者は奥が深いので、極めると気をコントロールすることができます。
後者は目的部位のコリを緩めていくやり方なので、全体のバランスを考えて調整していきます。
ルート鍼は、後者に近いやり方だと思います。
何故イコールではないかというと、後者も『気』を使うからです。
コリを緩めるやり方でも、打つ時は必ず鍼の一部に触れています。
その際、気を入れて鍼先から中の状態を診たり調節したりします。
これが、昔からの打ち方とルート鍼の打ち方の違いだと思います。
学生の頃に、身体に何本させるか実験した人がいました。
何本刺したかは記憶にありませんが、結局、熱が出て倒れたそうです。
昔からの気(エネルギー)を使った打ち方は、ある程度の刺激になると、これ以上必要ないということで、身体が拒否の反応を示します。
続く