- 新着情報一覧 - MotoGP への道 ヤマハ トリシティの巻 その3
初教習は、真冬の夜、19時30分、モコモコに着込んでいるので、少し暑いくらいの服装で臨んだ。
教官の年齢は定かではないが、多分私と同じか少し上とお見受けした。
教習車は、見た目50ccの原付バイクである。(エンジンは125cc)
16歳の頃、モトクロス風のマニュアルに乗っていたので、跨るのは40数年ぶりである。
教官からの最初の言葉は、「センタースタンドを立ててください。」である。
前に乗っていたバイクがサイドスタンドであったが、同じようなものだと侮っていた。
バイクを後ろに引っ張るのだが、全然立たない。何度も何度もトライするのだが、一向に上手くできない。
こんな事もできないのかと、情けない気持ちでかなり凹む。
そのうち、手が疲労してきて握力が落ちてきた。
身体中から汗が噴き出してきて、服がびしょびしょ状態。
まずいと思い教官に「疲れてふらふらします。握力も無くなってきました。もうダメです!」
これを聞いた教官は、「こんな事もできないなら、試験は受けられんぞ!」
ひえ〜
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続く