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MotoGP への道 ヤマハ トリシティの巻 その3

2022.08.21

初教習は、真冬の夜、19時30分、モコモコに着込んでいるので、少し暑いくらいの服装で臨んだ。

教官の年齢は定かではないが、多分私と同じか少し上とお見受けした。

教習車は、見た目50ccの原付バイクである。(エンジンは125cc)

16歳の頃、モトクロス風のマニュアルに乗っていたので、跨るのは40数年ぶりである。

 

教官からの最初の言葉は、「センタースタンドを立ててください。」である。

前に乗っていたバイクがサイドスタンドであったが、同じようなものだと侮っていた。

バイクを後ろに引っ張るのだが、全然立たない。何度も何度もトライするのだが、一向に上手くできない。

こんな事もできないのかと、情けない気持ちでかなり凹む。

そのうち、手が疲労してきて握力が落ちてきた。

身体中から汗が噴き出してきて、服がびしょびしょ状態。

まずいと思い教官に「疲れてふらふらします。握力も無くなってきました。もうダメです!」

これを聞いた教官は、「こんな事もできないなら、試験は受けられんぞ!」

ひえ〜

 

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続く

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