-腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛 | 鍼灸とBody Care フロント・アンド・リア
腰の病気に関しては、一つには、進化の過程で元々四足歩行していたものが、立ち上がり二足歩行になった事により腰より上の体重を支えなくてはならなくなり、今まで後ろ足を動かすだけの平面関節である仙腸関節にかなりの負担がかかり、その為に常に関節がズレやすくなってしまった事が一因となります。
他にも姿勢を含めた生活様式の大きな変化、運動不足や筋力の低下などが起因しています。
痛みのある部位を中心に診ていきます。その際X線撮影やMRIの情報があればお聞きします。腰部の疼痛域、圧痛部位、筋硬結、鈍痛の有無を観察しながら治療を進めていきます。
また、東洋医学的には、内臓のバランスの乱れから腰部に反応が現れることがあるので、臓腑経絡の診察や下枝、背部の診察も必要となります。
風邪や高熱の出る病気がある場合も腰痛を伴う場合もありますので、患者様からの情報収集のため問診がより重要となります。
腰部への鍼のアプローチの場合は短鍼、普通鍼、長鍼と使い分けています。
鍼治療は、辛い腰痛患者様の痛みの改善に大きな効果があります。他の疾病とも共通しますが鍼をツボに打つと気血の流れが良くなりコリが取れます。鍼の苦手な患者様には周波数の器械や箱灸などを使った施術をいたします。
治療の際の姿勢も、痛みでベッドに横になれない患者様には坐位や立位のまま治療を受けていただけます。
治療後は、左右捻転や前後屈伸をして状態の確認をいたします。患者様の状態により腰痛対策のストレッチのご指導もいたします。