- 新着情報一覧 - 痛風の鍼灸治療
アメブロで、痛風の灸治療のリクエストがありました。
痛風は、プリン体の代謝異常によって関節に尿酸塩が沈着し、激しい疼痛発作を起こす疾患です。
東洋医学の古典には、痛風という疾患は登場しますが、それがプリン体と関係のある疾病であるかは定かではありません。
関節の痛む病気は、痛風の他にもいろいろな呼び方が存在しました。
風痛、風湿痛、中湿、痛痺、湿痺、
風によってことごとく関節が痛む歴節風、
風により虎に噛まれたように痛む白虎歴節風、
鶴の足のように関節が大きくなる鶴膝風、
など。
リクエストでは灸とありましたが、単独よりも鍼を併用した方が効果があります。
一般的な痛風の治療点は、
鍼灸: 腎兪
灸: 太谿
鍼: 足三里 陰谷 志室 腎機能の改善及び尿酸の排泄を高める効果
疼痛部(第一中足指節関節) 大都 太白 行間
痛風の鍼灸治療は、急性発作の激しい症状を好転させ、血中の尿酸値を正常に回復させる効果があります。
ご自身で行う場合、腎兪と太谿に灸してみてください。
以上