- 新着情報一覧 - ランドセル症候群について

ランドセル症候群について

2021.11.15

最近、ランドセル症候群の患者さまを診る機会があった。
小学校低学年にとってランドセルの重量はかなり厳しいものがある。
中身を減らして軽くしたらどうかというご意見もあるが、なにせ勉強道具であるので全部必要かと思う。

患者様は、日頃の重いランドセルの負荷の影響で、首肩は大人顔負けのガチガチ状態であった。
そういえば、以前診ていた園児も凝りがすごかった記憶がある。
可動域まで動かしてないと、大人も子供も同じ何だなあと思った次第である。

解決策をいくつか挙げるとこうなる。
ランドセルの重さで後ろに重心がいかないとために前のめりになる。
→ 猫背や側湾症を引き起こす
ランドセルの重さで首肩が凝る
→血流が悪くなり頭痛や眩暈を引き起こす

身体への負担の軽減目的で、ランドセルの肩ベルトにショルダーパットを付ける。
サベルトからハーネス用ショルダーパット75ミリと50ミリが売られている。またはランドセルメーカーが新たに開発する。
ランドセルが重いので前のめりの姿勢になり腰痛の原因になるので、腰痛サポーターを装着する。
伸縮性のあるタイプなら、着けたままでも体の動作が楽である。
前のめりの姿勢は、視界も悪く周りが見にくい。
金剛杖のような杖を使うと、身体のバランスがとれて歩行の補助になる。

ランドセル症候群という言葉をよく耳にする今日この頃、子供達のためにも早急な対策が必要である。

月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒470-1124
豊明市三崎町井ノ花6-15 エステートIII 101

駐車場

6台あり

ご予約について

当院は予約優先制となっております

定休日

木曜・水曜午後・日祝午後