- 新着情報一覧 - 東洋医学の世界 その2 正気と邪気
前回、病気の原因である病因の話をしました。
今回は、病因の発生によって闘いが起こる、正気と邪気の話です。
東洋医学では、身体が持つ病気に抵抗する力を正気と呼びます。
そして、身体の生命活動を妨げる要因を邪気と呼びます。
前者は、生命活動を支える『気・血・水』や五臓のバランスが正常に働く事で強くなります。
逆に、働きが低下すると正気は弱くなります。
後者はと言うと、いろいろなものが邪気に当たります。
①体に悪い飲食物
②細菌・ウイルス・汚染物質
③体にとって負担となる温度や湿度
④体に弊害をもたらす心理的要因
⑤身体機能の低下、失調、亢進
など
病気にかからせようとする力の邪気が勝ると病気になり、
病気への抵抗力である正気が勝れば病気にならない。
正気と邪気の力が拮抗している場合は、発熱などの闘病反応が現れます。
たとえ体が病因の影響を受けても、正気が邪気よりも強ければ絶対に病気にはなりません!!
正義の味方は月光仮面!
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