- 新着情報一覧 - 背骨と病気の関係
背骨は、這って生活する動物にとっては梁である。
頸椎も胸椎も腰椎も上から下(頭の方から尻尾の方)まで同じ大きさである。
しかし、立って歩く人間にとっては、背骨は柱である。
脊柱という言葉はここからきている。
這って生活する動物の背骨は、暖簾の竿のように、端から端まで同じ太さで、そこに内臓の入った袋をぶら下げている。
立って歩く人間にとって、内臓を入れた袋は、重さで下に垂れ下がる。(内臓下垂)
その上、同じ太さでは支えきれないので、下にある腰椎は頸椎よりも太く大きくなる。
元々、横(四足歩行)であったものが立った(二足歩行)ために、狂いが生じやすくなった。
東洋医学に、「万病背部にあり」という言葉がある。
人間は病気になる原因を他の動物より多く抱えている。