新着情報 | フロント・アンド・リア - Part 14の記事一覧
病院などの医療機関を受診すると、ドクターはこう言います。
「どこが痛いですか?」とか「どんな痛みですか?」など・・・。
鍼灸においても、痛い部位を先に聞いていれば、それだけで時間の節約にもなります。
但し、西洋医学と違って、鍼灸の場合、痛みの部位が必ずしも治療部位とは限りません。
普通、目が痛くて眼科を受診しますが、東洋医学では、目は『肝のグループ』なので、目だけでなく、下肢や腹部も診ます。
そして、経絡上の関連部位の反応も見ていきます。
どこが悪くても、全身の反応のバランスを調整して治していきます。
また、鍼灸では調整するのに、気になる部位に直接アプローチするよりも、遠隔からのアプローチの方が治療効果が大きいです。
遠隔治療は、バスケットボールに例えると、普通にシュートするよりも、スリーポイントシュートと言って、遠くからシュートした方が得点が高いのと同様です。
刺鍼した針先から、患者様の今の状態が手に取るようにわかります。
患者様と同じ感じ、辛さを鍼から感じる事ができます。
鍼灸は、同じ病気に罹らなくとも、鍼を通じて相手の気持ちに寄り添う事ができる治療法であるということです。
その1で、禁忌部位と禁穴についてはご理解いただけたと思います。
実際に治療にあたっていると、それ以外にも施術できない?出来難い?部位があります。
鍼灸の経穴は、全身にあります。
腕に自信があれば、どこであろうと施術出来ないところはないはずです。
しかし、患者様からしたら、いくら効果があっても、こんなところに施術するの???と思ってしまう部位もあります。
恥骨軟骨接合部の上際にある『曲骨穴』、『中極穴』などはデリケートゾーンにあります。
但し、これらの経穴を使わなくても、他の部位にある経穴で病気や症状は改善できます。
中にはこんな方もお見えになります。
他の鍼灸院の話なので、この経穴を使わなかった理由はわかりませんが、ご自身で『中極』に灸をされたそうです。
この方は、ご自身の病気に対しての鍼灸をよく勉強されていて、大変詳しい知識をお持ちのようです。
この『中極穴』は、泌尿器疾患や生殖器疾患に広く応用される経穴です。
また、膀胱経の募穴でもあり大変重要な経穴です。
気の集まるところを『募穴』と言い、積極的に使いたい経穴です。
当院では、鍼灸が難しい部位(デリケートゾーン)でも波動器を使って治療できます。
服の上からでも治療が可能なので、肌を露出する必要がありません。
鍼灸は、体のどこにしてもいいわけではありません。
施術部位によっては、危険や合併症を生じる事があります。
禁忌部位と言って、小児大泉門部、眼球、鼓膜、肺や心臓、延髄などがこれに当たります。
禁穴とは、鍼灸的処置を禁止した経穴のことを言います。
これには、禁鍼穴と禁灸穴があります。
ただ、この禁穴を使われる先生方もお見えになります。
元々、禁穴の『禁』は『謹』であると言う説があります。
謹んで用いるべきもので、著効がある経穴であると言うことです。
腕さえ有れば、よく効くのでバンバン使えるということです。
その反面、腕の未熟な鍼灸の初心者は、『禁』であり事故を起こすから使ってはいけないということです。
施鍼を禁止した禁鍼穴は、28穴、施灸を禁止した禁灸穴は、38穴あります。
これらの中には、解剖学的見地からも妥当と認められるものもあれば、禁ずる理由に苦しむものもあるようです。
それではどしたら良いか?
鍼灸院に行ってお金を貰います。
病気がいつまでも治らないのは,自己資金が足らないためです。
鍼灸院でお金をもらって、それを身体につぎ込めば、どんどん修復されて健康になります。
そして、健康(プラスマイナスゼロ)は、お金が一円もない状態なので、ここから徐々に増やしていきます。
元気はプラスなので、元気になればなるほど、お金は増えます。
ここで鍼灸院からのご提案
来院された一部の患者様は、痛みが消えたり症状が良くなると、それで満足して治療をやめてしまいます。
折角、プラスマイナスゼロになったのですから、もう少し通われて、プラスを増やすことをお勧めします。
お金が貯まると、そう滅多なことでは身体が破綻することはありません。
首相も言っています。
『健康資産倍増計画!』
もっともっとお金(エネルギー)を貯めて、健康の億り人を目指しましょう!
病気や怪我をしている時、身体はそれを治そうとして、エネルギーを使います。
お金に例えると、治すためにお金を使っているということになります。
そもそも、身体の機能が正常に働いていれば、病気にもならないし、怪我も回避できるはずです。
そのために、身体はせっせとお金を使って正常な身体のバランスを維持しています。
病気を患っている方達は「健康になりたい!」と言います。
病気の方から見て、健康は一つの目標です。
しかし、真に健康な人は、健康を維持したいとは思いません。
健康の意味を間違って認識している方は、間違ってそういうかもしれません。
この場合、正解は、健康ではなく「元気になりたい!」です。
さらに上を目指す方は、「もっと元気になりたい!」
更に更に上の「めちゃめちゃ元気になりたい!」を目指します。
長年病気を患っている方は、自分の力ではどうにもならず、身体が借金(マイナス)をしている状態です。
健康は借金を返して、プラスマイナスゼロの状態です。
ですからちょっと油断すると、また借金生活に逆戻りしてしまいます。
続く