新着情報 | フロント・アンド・リア - Part 28の記事一覧
病気は、身体の至る所に出現する。
病名を含めたこれらの身体の状態を東洋医学的に診ると、5つの部位に分類することができる。
①頭部
②顔面部
③胸部内臓
④腹部内臓
⑤四肢
鍼灸治療は、5つ全てに施すことができ、いろいろな病気や症状に対応することができる。
この中でも特に重要なのが腹部内臓である。
腹部内臓には脾と腎がある。
この2つを調整すれば、それと共に他の部位も治って行く。
腹部には、肝もあるではないかと言う方もいると思うが、他の部位同様、脾と腎を治癒調整すれば、肝も治すことができる。
腎は種で脾は土や水にあたる。
治療に行き詰まったら、この最重要な2つを加えてみてはどうだろうか。
近年、巷に鬱、新型鬱、鬱状態の方が増えてきている。
コロナ禍の影響もあり、生き辛い世の中である。
心の悩みの相談件数も多く、安易な解決方法としてODになってしまうようだ。
精神科や心療内科の受診の他の選択肢として、鍼灸波動もありだと思う。
一回の治療で頭がスッキリするし、身体も軽くなる。
同時に五臓六腑の調整もできるので、他の悩みも一気に解決となる。
この世界は、一人一人の心が集まってできています。
あなたが辛いと私も辛い、みんなも辛い。
Good Luck
皆さんは首が凝ったり、動かして辛い時どうしていますか?
グルグル首を回す。
左右に傾ける。
自分の手や道具で揉んだり叩いたりする。
いろいろな解消法があります。
それで楽になればいいのですが、なかなかそうは問屋が卸さないみたいですね。
それでは本題に入ります。
首を回すのですが、8つに分解して動かします。
先ずは前後。アゴを引く動きとアゴを上げる動きの組み合わせ。
次に右に傾けるのと左に傾けるのの組み合わせ。
その次が斜め右前に傾けるのと、そのまま左後ろに傾けるのの組み合わせ。
最後に斜め左前に傾けるのと、そのまま右後ろに傾けるのの組み合わせ。
以上4つの組み合わせの動きをした後で、グルリとひと回しします。
引っかかったり、痛みを生じる場合は、その動きの組み合わせのスムーズに動く方か、痛みの生じない方を
10回やって、痛みがある方を1回やります。
何度かトライしてください。
例として左右の動きの組み合わせ。
右を向いた時引っかかりがあれば、左に10回向いてか右に1回向く。
これを繰り返します。
4つの組み合わせの引っかる方に対して全て10回と1回を行います。
仕上げに1周グルリと回します。
右回りと左回り両方試して、動かしにくい方があったら、10回-1回を行います。
これで楽に首が動かせりようになり、首凝り解消となります。
解消されない場合は、数回繰り返して下さい。スッキリしますよ。
一度お試しあれ。
最後は、利き手、利き足のお話。
私の子供の頃は、左で箸を持ったり、鉛筆を持つと、見苦しいと叱られて直されたものです。
斯く言う私も左効きで、直された口です。
心臓から指先までの距離が、右より左の方が短いのでレスポンスが左に有利なのかなあと思います。
車でもハンドルが右か左で燃費やブレーキの効きの違いが出ます。
左ハンドルの車を右ハンドルに変更した場合、ブレーキホースも長くなるし、配線類の長さも延長されます。
右手は心臓からの距離が長いので、左より沢山使ってバランスをとっているような事も聞いたことがあります。
効き足は右が多いようです。
左が体重を掛ける軸足です。右が方向を変える利き足になります。
子供の頃に靴屋に行くと、片っぽしか履かせてもらえません。
いつも店員は左を出してくれます。
一般的に、軸足の左足は右の効き足より大きいです。
だから右で合わせると左が窮屈で履きにくくなります。
効き足が右に多いのは、重心が関係していると思います。
心臓は左寄り、そのため、大きな肝臓は右、肝臓があるから右腎は左よりも位置が下です。
右が重心が低いので、左に体重を掛けてバランスを取っています。
ちなみに肺臓は右が3葉左が2葉です。
身体の不調もバランスが悪くなる事で起こります。
常日頃からご自分の身体をチェックして、おかしなところは早めにメンテナンスを!
全身のバランス調整は鍼灸の得意分野です。
治療はお近くの鍼灸院へ
今流行りの肩甲骨剥がし。
巷では、沢山のグッズややり方などが紹介されています。
今回は鍼を使ったやり方を紹介します。
日常生活の中で、肩甲骨をしっかり使う機会はあまり無いと思います。
試しに両腕が縛られても、肘から先が使えれば、生活も不自由なくできてしまいます。
肩関節ですら、生活の中で両手を挙げるようなスティエーションはあまりありません。
前置きはこれくらいにして本題に入ります。
伏臥位にてベッドから両腕を垂らします。
肩甲骨に手を当てた状態で、肩甲骨を動かしてもらいます。
ゴリゴリ音がするところにマーキングしていきます。
印のついたポイントを肩甲骨を囲むように刺鍼していきます。
肩甲骨の下に潜り込ませるように水平に刺していきます。
鍼は番手の大きい5番か8番が良いです。
寸6か2寸あたりが長さ的に適しています。
鍼の進め方は、反応を感じたらそこで止めます。
進めすぎると気胸を起こす可能性が大きいです。
反応後もさらに鍼を進めるのもNGです。
この方法ですと1回ですぐに肩甲骨の動きが改善されます。
一度お試しあれ。