新着情報 | フロント・アンド・リア - Part 29の記事一覧
鍼の上達法は、一にも二にも兎に角打つ事です。
最初は、100本位を短時間で打てるようにする事です。
やっているうちに、鍼捌きが上手くなります。
次は刺入のテクニックです。
刺入の際、針先の感覚が大切です。
患者様の感じる鍼の感覚と同じ感覚が指先に伝わってきます。
感覚を確かめながら、鍼を奥へ進めていきます。
進めて行くと、ここまでですと言うとサインが出ます。
サインを感じたらそれ以上鍼を進めてはいけません。
いろいろな手技ややり方があります。
全部正解なので、それぞれの考え方でやっていれば良いと思います。
ただ、番手の大きい方が進めやすいです。
細い鍼だと必要な深さに達する前に止まってしまいます。
将来残る職業の上位に鍼灸師が入っています。
練習、練習、また練習。
頑張って、はり名人を目指しましょう!
前回、効き耳は右しか無い話をしました。
ですから、治療は右を優先すべきですね。
本日は効き目の話。
顔の前で手で輪を作り、それを覗きます。
片方ずつ目を閉じます。
閉じた時に輪の先の像が見えている方が効き目になります。
像がずれた方の目は、効き目をカバーしている目になります。
左右の目は、片目で見ることができますが、大方効き目を使っています。
一日中酷使しますので、夕方ごろには、疲労で目が霞んだりぼやけたりします。
そんな時は前に紹介した老眼鏡を使った視力回復法をお試しください。
直ぐに見えるようになります。
治療も効き目を優先すると早く治せます。
目の治療のために、先に首肩の凝りをとっておく事もお忘れなく。
続く
目の前に肩が痛い患者様がいたとしましょう。
どうやって治しますか?
痛い方の肩に鍼を打つ。正解です。
では、運動制限のある五十肩などはどうでしょうか?
可動域がかなり狭く、ガチガチに固まった肩です。
いきなり患側の治療は時間が掛かりそうですね。
それなら、回数を重ねて治していきますか?
時間もお金もかかってしまって、治るまで憂鬱な日々を送らなくてはなりませんね。
こう言う場合、反体側から治療すると早く治ります。
どうしてかと言うと、健側を治療している時に、患側にも効いています。
ですから、健側の治療中にガチガチの患側はかなり改善しています。
早く治すコツは、健側をやってから患側の治療をすることです。
痛い肩を無理に動かさなくて済むので、患者様にも好評です。
一度お試しあれ。
先ずは利き耳の話
利き耳は右耳に決まっているそうです。
話をしっかり聞こうとする場合右耳に手を当てます。
音の情報は、入ってきた耳と反対側の脳の聴覚野で受け取って、左脳だけにあるウェルニッケ野に情報が送られて、そこで言葉として認識されます。
しかし、右脳には、このウェルニッケ野が存在しません。
右耳を使った場合
右耳→〔左脳の聴覚野→ウェルニッケ野〕
右脳と左脳をまたいでの移動は1回
左耳を使った場合
左耳→右脳の聴覚野→ウェルニッケ野
右脳と左脳をまたいでの移動は2回
上記の通り、右耳で聞いた方が右脳と左脳をつなぐ通路を通る回数が1回で済み、よりしっかり話を聞くことができます。
ということで、右耳を患うと効き耳側が使い難いのでかなり辛いですね。
やまちゃんさんの記事から引用
続く
昔は、腹を出して寝ると「雷様に臍を盗られるぞ!」と脅されたものです。
お腹を出して寝ると、腹が冷えて風邪を引いてしまうからそう言われてきました。
腹掛けなどは、風邪の予防のための必須アイテムでした。
これって本当ですか?
腹を出して寝ると、腹が冷えてお腹を壊すことはあっても風邪は引きません。
風邪は、背中にある風門というツボから入った邪気によって起こります。
邪気が身体に侵入するとゾクっとします。
この時点では、まだ風邪の第一段階なので、しっかり風呂で体を温めて早めに寝れば、翌日には風邪は治っています。
邪気が背中の風門からさらに奥に入り込んむと、悪寒や発熱の症状が出てきます。
そして、どんどん侵入してお腹側まで達すると、胃腸風邪になります。
これが一番最悪な状態です。
風門から邪気が入らないように、首周りをしっかりガードしておやすみください。