新着情報 | フロント・アンド・リア - Part 25の記事一覧
西洋医学は、同じ条件を満たしたものや、決められた検査の数値をもとに病名をつけます。
そのため同じ部位に同じ病名、同じ治療法が施されます。
胃が悪ければ消化器内科に行き、目が痛ければ眼科を受診します。
肝臓が悪くて目薬は差しませんし、右手を痛めている患者の左手は治療しません。
東洋医学は、『証に従って、これを治す』と言って、一人一人の体質や病期、条件を考えない治療は無効であると強調しています。
例えば、西洋医学の用語を使えば、同じ部位に凝りや痛みのある肩こりでも、消化器系の肩こりなのか、循環器系の肩こりなのか、はたまた脳神経系の肩こりなのかにより治療の仕方が変わってきます。
先に述べた手の痛みの例は、『巨刺』と言って、右側が痛い時は、左側を治療したほうが良いというやり方です。
取穴(ツボの選択)でも患部と反対にとることは良くあります。
痛みが酷い時などは、痛くない方を先に治療すると、痛い方はかなり治療効果が出ているので、いきなり治療するよりは辛くないです。
また、肝臓と目に関しては、同じグループですので、肝臓の位置のお腹や腰からでも目を治せます。
東洋医学は五蔵が基本ですので、どんな病気や症状でも五つの何処かに属します。
同じ症状でも、どこに属するかによって治療は異なります。
同じグループや関連しているグループ、歪みの程度、出現した部位や痛くなった順番によっても違ってきます。
全く同じ症状を訴える方が100人いても1000人いても治療は決して同じにはなりません。
病名が同じでも治療法は全員異なります。
これは精神的な病においても全く同じです。
病気は単純なものではありません。
いろいろなものが絡まって今の状態を作っています。
パソコンではなく、患者様本人を診ないとどうなっているかわかりません。
時間が経てば経つほど、複雑に絡んできますので、短時間での診断は難しくなります。
先ずは、解いては手繰ってを繰り返します。
そのうちに元凶が見えてきます。
後はここを治せば一安心となります。
昔から東洋医学の治療で治したものは、二度と悪くならないと言われる所以です。
病院やクリニックなどで、耳の治療はしているが、良い結果が出ない方が多いのではないでしょうか?
当院でも、耳鳴りでお悩みの方を多くお見受けします。
東洋医学では、どんな病気や症状に対しても、常に五蔵を念頭に治療を行います。
ですので、耳だけを治療することは殆どありません。
耳鳴りを含めた耳の症状を訴える方の腰には、共通点があります。
それは、皆さん腰に何らかの症状をお持ちであるということです。
東洋医学の知識を少しでもお持ちの方なら、直ぐにピンと来たと思います。
そうです、殆どが腎に反応が見られます。
自覚のない方も見えますが、腎のある腰部に必ずと言っていいくらい変化が見られます。
耳は腎のグループに属します。
腎をメインに耳を治療すれば、耳だけの治療より良い結果が得られるはずです。
よく自転車と歩きではどちらが痩せますか? とか
自転車と歩きではどちらが運動になりますか?等の質問を目にします。
私はと言うと、日頃から『自転車歩き』なるものを実践しています。
自転車を押しながら歩くというもので、歩きだけ、自転車だけより、私には向いているようです。
慣れてくると、片手で支えるだけで自転車をコントロール出来るようになります。
いつもより歩いて遠くに行っても、帰りは自転車で楽に帰って来れます。
歩きと自転車を交互にする事で、身体への負荷に変化をつける事も出来ます。
要するに、自転車歩きをすることで、骨と筋肉の両方を効率よく鍛えられます。
自転車は、歩きに比べると、より筋肉には良いですが、歩きのように骨に負荷を掛けることができません。
骨は、垂直方向に負荷を掛けることでメッセージ物質が出ます。
この物質は、認知症予防、免疫力アップ、若返りをもたらします。
ただ歩くだけ、自転車に乗るだけより効果が高い自転車歩き。
是非お試しあれ。
最近は、皆口を揃えてオミクロンの話題で持ちきりです。
感染力は強いが重症化しないので怖くないような声も聞きますが・・・。
オミクロンの不安と今年の寒さも手伝って、免疫力がかなり低下している方が増えてきました。
手足の冷えはもちろんのこと、臓器の冷えも多く見受けられます。
こういう状態が続けば免疫力は益々低下していきます。
これらの症状は温めることで改善することもありますが、根本から治すためには臓器からの治療が必要となります。
当院の施術方法としては、足底、下腿のふくらはぎ、内側陰経、外側陽経、大腿後面、内側陰経、外側陽経の刺激(鍼灸・波動)、背腰部の温熱刺激(温熱器)があり、1回の施術でもかなりの効果が見られます。
ご自身での改善方法としては、手足を温めることが有効です。
末端のみ温めることが重要です。
冷たい部分と温かい部分の差によって流れができます。
風呂は全体が温まりますので、リラックス効果はありますが、流れを作る意味で部分的(末端部位)に温めたほうが良いです。
最近は蓄熱式湯たんぽのおしゃれで効果の高い製品もありますので、検索してみてください。
2021年、片頭痛の発作を抑える新薬が相次いで発表されました。
これまでの研究で、片頭痛の痛みには、三叉神経という脳神経が光などの刺激によって興奮した時に放出するカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)が関係していると分かってきました。
すなわち、片頭痛が起こるメカニズムは、こうなります。
何かしらの刺激により、脳の三叉神経からCGRPが放出されます。そして、CGRPが血管の受容体と結合することで血管が拡大、炎症が起こり痛みが出現します。
従来の治療薬は、血管の拡張を抑えるなど、痛みが出てからが一般的でした。
これに対して新薬は、CGRPの働きを抑えるエムガルティとアジョビ、CGRPの受容体の働きを抑えるアイモビーグの3種です。
月一回の注射でズキズキが軽減される一方で、三つの新薬はいずれも1本あたりの価格が4万円を超える高額なものになります。
3割負担でも、月に1万円を超える治療費がかかることになります。
これに対して東洋医学の鍼灸・波動の施術料は、凡そ1回が1万円もかかりません。
施術も頭ではなくて首肩が重要になります。
殆どの頭痛が血流の改善で治すことができます。
首肩の筋肉を緩めて血流が良くなれば、首から上の他の症状の改善も可能です。
頭がズキズキするのは、血が不足していて、それを補うために頭の血管を拡げたためです。
私は、修復痛と呼んでいますが、治そうと血管を拡げて血液の量を増やすことで起こります。
首肩の流れが良ければ、頭の血液を拡げる必要がないので、頭痛は起こらなくなります。
月に一回1万円を払い続けるか、数回の施術で頭痛から解放されるか。
あなたならどちらを選択しますか?